ヘラー社とは
美術専門学校で学んだ Magda Heller 氏が幼稚園の壁面に描いた絵がきっかけとなり、童話をモチーフにした壁飾りを製作する会社として1927年に創設されました。現在まで親子3代にわたって子どものためのインテリア製品を手がけているメーカー。ドイツのメルヒェンや動物を題材にした愛らしいモチーフ、新しい印刷技術を駆使した美しい仕上がりのモビールや身長計は多くのファンを持ち、世界中の子ども部屋を飾っています。
品質へのこだわり
ローマ時代の遺跡が多く残るドイツ最古の街、トリアー(Trier)からケルンへ北上していく途中に美しい村Dreis-BrueckにHeller社はあります。従業員12人の小さな個人企業で、商品は開発から生産に至るまで全て一貫して自分の工房内のみで製作されています。素材はカバ、松、ブナなどの上質合板を使用し、彩色は無害な水性塗料でおこなっており、全ては最新の安全基準(CE)に基づいて生産されています。伝統的な仕上げの技術とコストを惜しまない手作業、この2つがクオリティの高さを維持するヘラー社のものづくりの土台となっています。
HELLER社の哲学
鮮やかな色彩とはっきりとした形をもつ芸術的なデザイン、ヘラー社のどの商品にもこの理念は息づいています。ヘラー社の哲学について現社長、3代目ヤーン・ヘラー氏はこう語っています。
「私たちの商品はこどもにとって魅力あるもの、そしてそこからファンタジーを生み出すようなものでなければなりません。こども達にはモチーフを通して古くからドイツに伝わるメルヒェンを知ってもらい、またそれらを使うことで〈何か〉をつかんでほしいと願っています。コートラックやハンガーを使いながらきちんと〈整理整頓〉することを自然に学び、時計によって〈時間〉という概念を体得することができるでしょう。身長計は自分自身の〈成長〉をしっかりと目で確かめ、実感することができるのです。」
ヘラー社独特の暖かみのある商品は、作り手が変わっても相変わらず根強いファンが多く、ドイツ国内はもとより他のEC諸国全般、スカンジナビア、アメリカそして日本とたくさんの国に輸出されています。